飲食店の暗黙の掟!串カツのソース二度漬け禁止とは?最近の変化も紹介
串カツ店で見かける「ソース二度漬け禁止」、特に関西を中心に多く存在する串カツ店ではおなじみの文句になっています。
今回は、このソース二度漬け禁止とはどんな意味なのかを紹介しつつ、近年のトレンドについても触れていきます。
この記事を読めばきっとソース二度漬け禁止について、様々な情報がわかるのではないでしょうか。
串カツのソース二度漬け禁止とは?
二度漬け禁止とは、文字通り串カツを一度ソースにつけて食べている途中で二度目漬けしてはいけないというルールです。
主に串カツ店の看板や張り紙の他、ソースの入った容器などに注意書きという形で書かれています。
串カツ店では、ソースの容器は客同士で共用されていることがほとんどで、
そう言った理由からこのルールが定められており、暗黙の掟のようになっています。
このようなルールが存在するのは主に2つの理由があります。
それは衛生面と、味わいの面です。
衛生面は最も重要な理由で、一度口を付け、唾液のついた串カツを共用しているソースの容器に入れることで唾液が容器に入ります。
唾液は通常でも数十億の細菌が存在することから、ソースの劣化が進むだけでなく、
想定外の食中毒や感染症の媒介になる可能性も否定できません。
このような客の健康被害を予防する意味でも二度漬けを禁止しています。
加えて、味わいの理由から禁止している面もあります。
それは、食べかけの串カツを二度漬けしてしまうと、衣から出た具の味がソースに流れてしまうといった理由です。
例えば、串カツの豚肉の肉汁がソースに入ってしまい、ソースの味が変化してしまうといったものです。
また、衣がソースの容器内で剥がれて具だけで出てきてしまうといったリスクもあります。
主に衛生面が理由ですが、味わいの面でも二度漬けは望ましくありません。
もし、どうしても二度漬けしないと串カツのソースが足りないという場合は、無料で出してくれる生キャベツなどにソースを含ませます。
そして、それを串カツの食べかけなどにかけてソースをまんべんなく塗るという方法もあるのでためしてみましょう。
二度漬け禁止を解禁する串カツの飲食店も登場
串カツ店では長年、ソースの二度漬けを禁止してきました。
しかし、昨今の事情から、より衛生面の概念が進み、そもそも共用のソースを撤去してしまうといった配慮が行われるようになったのです。
例えば、テーブルに個別のソース容器を用意していたり、小さなソースの袋を用意してかけるといった形です。
そのため、ソースの容器に串カツを漬け込むことができなくなりつつあります。
これでは本来の串カツの魅力が損なわれてしまうといっても過言ではありません。
そう言った中、自分専用のソースを独り占めできる串カツ店も存在しています。
このようなお店では、湯呑のような容器が用意され、そこに加熱された特製ソースをなみなみと注ぐスタイルです。
容器が小さいだけでなく、温められたソースによって、共用の容器のソースとは異なった味わいが楽しめます。
もちろん足りなくなったら、追加でソースが注がれるので、どんどん串カツが食べられるのです。
このように様々な事情で二度漬け禁止以上の衛生的な配慮が必要になりつつあります。
しかし、現在でも串カツ店の暗黙の掟として、ソース二度漬け禁止は関西を中心に続いているのは確かです。
まとめ
串カツ店ではソースの二度漬けが禁止されています。
衛生的な理由から禁止されていることがほとんどですが、味わいに関わる観点からも禁止されているのも事実です。
しかし、最近は、それすらも行われないようになりつつありますが、個別の容器にソースを提供するスタイルなど、新しいスタイルも出てきています。
六甲道の串かつ屋さん 旨いもん串酒場 きらく屋 六甲道店
店舗名:旨いもん串酒場 きらく屋 六甲道店
住所:〒657-0027 兵庫県神戸市灘区永手町5-1-13 JR高架下251
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